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IPX/SPX は、ノベルのオペレーティングシステム Netware で主に使われていた通信プロトコルである。IPX は Internetwork Packet Exchange、SPX は Sequenced Packet Exchange の略。 == プロトコル階層 == IPX と SPX は、Xerox Network Services の IDP と SPP プロトコルから派生したものである。IPX はネットワーク層プロトコル(OSI参照モデルの第三層)、SPX はトランスポート層プロトコル(OSI参照モデルの第四層)に対応する。SPX は IPX の上位にあり、ネットワーク上の二つのノード間のコネクション指向サービスを提供する。SPX は主にクライアントサーバ型アプリケーションで使われる。 IPX と SPX はTCP/IPとよく似たサービスを提供する。その意味では、IPX は IP に近く、SPX は TCP に近い。IPX/SPX は主にLAN向けに設計されており、LAN上での性能は優れている(一般的に TCP/IP を LAN 上で使った場合よりも性能がよい)。しかし、TCP/IP がデファクトスタンダードとなった。その原因は、WANやインターネットでの性能がTCP/IPの方が優れていた点と、TCP/IPがグローバルな利用を意図して設計された成熟したプロトコルだった点にあるとされている。 NetWare との密接な関係にも関わらず、IPX/SPX は NetWare の通信では(少なくとも NetWare 5.x では)必須ではなく、NetWare のネットワークでのみ使われていたわけでもなかった。NetWare の通信では NCP(NetWare Core Protocol)が必須であり、トランスポート層以下はIPX/SPXでもTCP/IPでもよかった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「IPX/SPX」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 IPX/SPX 」があります。 スポンサード リンク
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